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数学の学力の上げ方(20~30点台から平均点の超え方)

数学の学力の上げ方(20~30点台から平均点の超え方)

こんにちは。こんばんは。

学習塾 Study at塾長の柄澤です。

今回お伝えする内容は、「数学の学力の上げ方」についてです。

特に、今回お話しする内容は定期テストの数学で20~30点台の方に向けた内容です。

20~30点台の方が、何をしたら平均点を取ることができるのかについてお話しします。

「必要なこと」と、逆に「やってはいけないこと」に分けてお話しします。

 

まずは、「必要なこと」について

①数学のテストの状況を分析してください。

なぜ、20~30点しかとれていないのか?

間違えた問題、解けない問題はどの単元の内容か?

自分がなぜその問題を解けていないのか?を分析しましょう。

多くの方が言います。「勉強してないから」と。では、なぜその勉強をしていないのでしょうか?

家で、お子さんに勉強させることが難しいのであれば、「塾に通わせる」などのアクションを起こさなければいけないでしょう。

勉強内容が何一つ分からないし、教科書を見て自分で理解しようとする行動ができないのであれば、家庭教師や塾で先生に解説してもらいながら勉強を進めたり、そもそも現時点で勉強するべき内容ではない可能性があるため、もう少し前の内容から勉強し直すべきでしょう。

 

②同じ問題を3回以上解き直す。

テストで高得点を取れている子も、そうでない子も、全く同じことが言えます。それは、同じ問題を3回以上解くべきであるということです。

「3回以上解いているよ!でもテストで20点くらいしか取れません。」とおっしゃる方は。本当に3回以上解けているのか?、自力で解くことができているのか?ノートに解いているのか?テスト直前にも解いているのか?確認してください。

テスト1ヶ月前に3回解いても、1ヶ月間何もしていなければ、その問題がテストに出題されたとき解けないかもしれません。記憶の定着度の問題です。勉強はただ一定期間に頑張ったからと言って、その後、ずっと解ける状態を維持できるわけではありません。だからこそ、定期的な復習が必要です。

 

③基本問題のみに絞って勉強する。

定期テストで20~30点の方は、テスト範囲すべての内容を勉強する必要はありません。目標点にもよると思いますが、もし90点以上など高得点を狙いたい場合は、すべての内容を勉強する必要があります。しかし、その分勉強時間も今までの5倍以上は必要だと思ったほうがいいでしょう。5倍でも足りないかもしれません。

そもそも、20~30点台の方がまず目指すべきところは、10~20点アップでしょう。20~30点台の方は、その時の学習内容、それ以前の学習内容もおそらくできていない状態です。その状態からいきなり、高得点や平均点以上の点数を取りたいといっても、難しいです。それ相応の努力量が必要です。しかし、その努力量が必要なことを自覚できていませんし、それを伝えてもおそらく実行できません。

数学は積み重ねの科目です。だからこそ、一つ一つの内容を丁寧に学習して、一つ一つの内容をできるようにしていかなければ、中々点数は上げることが難しいでしょう。

まずは、10~20点アップを目指しましょう。そのためには、基本問題のみに絞って、その問題を解けるようにして、ミスをしないようにしていくことが必要です。テスト範囲もある程度絞っていいでしょう。

例えば、連立方程式の計算と連立方程式の利用、一次関数の内容がテスト範囲だとしたら、連立方程式の計算のみにまずは絞って勉強することが重要です。おそらく、計算問題でも、負の数の計算、符号のミス、移項のミス、代入のミスなどいろいろなミスが発生します。これらは、一つ前の学年で勉強した内容です。しかし、その部分がきちんとできていないということが発覚したのであれば、その時点にきちんと戻って復習をするべきでしょう。これが次の④でお話しする内容です。

 

④分からないところまで戻る。

③の最後にも同じことをお話ししましたが、分からないところ、できていないところ、にきちんと戻り復習をすることが重要です。特に、積み重ね科目である数学は最も重要ではあると思います。

中学生で多い事例が、負の数、符号、移項、代入、分数、文字式の計算などができていない方です。すべて、中学1年生から学習する内容で、ずっとこの先も使われていく内容です。

20~30点台の方が、点数を上げるためには、計算問題での正解率を上げることが重要です。この計算問題でのミスが点数ダウンに繋がります。そして、計算内容の基本的な内容は中学1年生で学習する内容です。

そのため、学年を超えて中学1年生の内容から復習をすることも時には行うべきだと判断します。

 

しかし、中学2年生や中学3年生の方は直近のテストの内容とは違う内容、しかも前の学年の勉強をしていて大丈夫なのかと感じる方は多いのではないでしょうか?

断言できます。「大丈夫です」

きちんと、分からないところまで戻り、復習をして、勉強していきましょう。

 

⑤勉強時間を増やす。

勉強時間を増やすことが一番テストの点数を上げられる可能性があります。

中学生、高校生の時点で量とか、質とか考えるべきではありません。勉強量次第で質を補うことができます。

無駄な勉強なんてありません。すべては、学力を伸ばすことに繋がります。

勉強時間を増やしましょう。

家での勉強時間を増やすことができないのであれば、勉強できる環境に身を置く必要があります。

勉強は環境で全く変わってきます。

家庭教師がそばで見張っている環境、塾、学校、など

勉強することが自然と当たり前と感じられる環境に身を置くことが重要です。

家で自分で勉強しなければと思いつつも、サボってしまっている状況が多いと思います。その状況で勉強をし始めようとするのに使う労力はとても無駄です。環境一つで自然と勉強しなければいけないと感じ、実際に勉強できるのであれば、その環境に身を置くべきです。

 

以上が私が考える「必要なこと」です。

 

次に、「やってはいけないこと」です。

①塾に通っている時間だけ勉強する。

塾に通う子によく起きる状況ですが、塾に通っている時間だけ勉強するようになります。

これは、今までとあまり勉強量が変わっていないことに気づいていますでしょうか?

週1コマで90分ほど勉強時間を増やすことで、テストの点数はどれだけ上げらると思いますか?むしろ下がる可能性すらあります。

実は、塾に週1回行くことより、毎日15分1週間勉強した方が、勉強の効率が高いと私は考えています。しかも、勉強時間も多いです。

 

学力が下がっている理由は、学習した内容を忘れてしまっているからです。その状況を改善できなければ、なかなか学力は上がりません。

学習した内容を忘れないようにするためには、復習をすることが必要です。これが次の②の内容です。

 

②復習をしない。

学力が下がっている理由は、学習した内容を忘れてしまって、テストで解けないからです。

「理解力が無い」という子がいますが、理解力はそこまで皆さん差がないと思います。理解力がなくなってしまっている状況も、そもそもの知識がないからによります。学習したことを忘れてしまっているのです。

復習をしましょう。

おすすめの復習タイミングは、翌日、3日後、7日後です。また、1週間で3回は繰り返し復習をすることもいいです。

これくらいやらなければ、定着度は上がりません。問題を解けるようになりません。

 

③解けない問題を放置する。

解けない問題を放置してはいけません。覚えないといけないことを覚えずに放置することも同様です。

解答解説を見て、理解できたかな、覚えたかなと思ったら、実際に何も見ずにその問題を解いてみてください。この確認がとても重要です。

解けない問題を放置した結果、どんどん解けない問題が増えます。それを積み重ねていった状況が今あなたのお子さんには起きています。

その状況で、どんどん進めても解けるようになる問題はほとんどわかりません。分かるようになるのであれば、学校の授業を聞いてれば自然と学力が上がるはずだからです。しかし、現状上がっていないということは、その時その時何もわかるようになっていないということです。

当塾では、この状況を極力なくすように、説明した後や、解答解説を見ていただいた後に、再度解き直しを行ってもらうようにしています。

解き直しをした結果、解けていればきちんと分かっていると判断できますし、解き直しをした結果間違えていたり、解けない場合は分かっていないと判断できます。

これを一つ一つの単元、問題で明確にしていくことが勉強の質を高めていくことに繋がります!

勉強の流れは下記のとおりです。

ポイントを確認する→例題を確認する→練習問題を解く(例題の解き方を真似してみる)→丸付け→赤バツは解き直しをする→解けていたらOK、解けていないなら再度解答解説を確認する。もしくは先生に聞く。→再度解き直しをする→解けていたら次へ(練習問題全て解けたら状態)

一つ一つの単元で、すべての問題を解けた状態を毎回目指すことが重要です。これを怠ってきた結果、少しずつ分からない、解けない問題が増えて、今となっては何一つ分からないという状況になります。

今回は以上です。

勉強する環境に身を置き、勉強する流れをきちんと守ることが重要です!