テスト後のある行動で学力が上がります
こんにちは。こんばんは。
学習塾 Study atの柄澤です。
今回お届けする内容は「テスト後のある行動で学力が上がります」についてです。
さて、どのような行動だと思いますか?
ほとんどの方が思い浮かべるのは「テストの直し」ではないでしょうか。
テストの直しはとても重要です。テストが終わったのに、そのテストの直しをしても意味があるのかと思う方もいるのではないでしょうか?
意味はあります。テストで間違えた内容は現時点で自分が解けない問題です。その問題はあなたの弱点であり、知識の穴です。
勉強は積み重ねです。一か所でも穴があるとそこからどんどん穴は大きくなります。その知識を使う内容が今後できないということです。
算数の分数の計算ができない方は、中学生で習う文字式の計算などもできないでしょう。このように、過去に学習したことでできないことは、今後学んでいくうえでできないことを増やしていく原因になります。
これを防ぐために、「テストの直し」を行いましょう。
では、今回伝えたいことは「テストの直し」かというと違います。
テストの直しはもうできている、当然という方に向けた内容です。
私が今回お伝えしたいことは「テストの分析」です。
これは、今後、高校入試、大学入試などにも役に立つことです。特に、大学入試に向けて勉強をする受験生の子たちは特にテストの分析が重要になってきます。テストの分析をどれだけできるかで合否は変わってくるといっても過言ではありません。
まずは、定期テストで実際にテスト分析を行うことで練習にもなります。しかも、次の定期テストの問題傾向も分かりますし、何を勉強したらいいのかも把握できます。
この、「何を勉強したらいいのか」を知ることができたら、相当勉強が楽になるとおもいませんか?
今回私は西尾中学校3年生の定期試験の英語の問題を分析しました。
大問1
リスニングです。こちらは、分析することができないためスルーします。
大問2
短文穴埋め問題です。短文を読み、内容を把握して穴に最も適する語を選ぶ問題です。
主に文法の内容を問われる内容と単語力、連語を問う問題です。全て、テスト範囲の教科書の内容から出題されており、また当塾で使用している教材にも問題として載っている内容でした。
大問3
教科書の本文の内容がそのまま出題されており、穴埋め問題です。教科書の内容(P9)を日本語⇔英語をきちんとできるようにしてれば解ける問題です。文章はほとんど変わっていません。
大問4
並び替え問題です。こちらの内容はテスト範囲である内容の文法の語順を正確に理解していることが重要です。SVOC,SVOOの構文の語順をきちんと覚えることと、それぞれの構文で使われる一般動詞をきちんと覚えることが重要でした。
大問5
会話文の問題で穴埋め問題です。Aさん、Bさんの会話を把握して穴に入る単語を選択する問題です。問題は4つあり、3つは当塾の問題集に載っている内容で1つは教科書に載っている内容でした。「イ」の問題のみ連語を覚えておく必要がありました。
大問6
長文問題でところどころにけている文章があり、その内容を前後の内容から適切な内容を選ぶ問題です。教科書P17の本文の内容とほとんど一致しており、教科書の本文の内容をきちんと覚えていれば、速答できる問題でした。
大問7,8
長文問題で内容把握問題でした。
大問9
長文問題で内容把握問題と穴埋め問題でした。教科書P14の本文の内容とほとんど一致しています。教科書では車いすの話題で書かれていましたが、テストでは義足の内容で書かれていました。文章の流れはほとんど変わってないため、教科書の内容をきちんと勉強してれば速答できる内容です。
今回の問題構成は短文問題が18問、長文問題が13問です。
テスト時間は50分で、前半の10分はリスニングに使われると思います。そのため、残り40分で31問の問題を解く必要があります。単純計算で1問1分18程しかかけられません。短文問題を15分ほどでとくことが理想でしょう。そのため、1問50秒ほどで解き進めることが必要です。残り、25分で長文問題を解くことができます。1問2分ほど使うことができます。
このように、時間配分を考えると、思ったより余裕がありません。短文問題で1問1分以上もかけられると思っている方は侮ってはいけません。きちんと勉強していないと時間がかかるでしょう。単語が分からないとそこで時間がかかってしまいます。
今回、テストを分析をした結果、教科書をきちんと勉強することができていたら70点は取ることができました。リスニング、と大問7,8を全問間違えてもそれ以外で正解出来たら64点とれました。
今回、60点を下回ってしまった方は、確実に教科書の勉強のやり込み度が足りていません。
教科書で勉強することは以下の通りです。
・テスト範囲の単語はすべて覚えること:単語ノートなどを作り、なんども書いて日本語から英語にできるようにしましょう。
・重要表現・連語を覚えましょう。:単語だけではなく、重要表現が本文にでてきます。その内容は穴埋め問題でよく出てくるため覚えたら速答できます。こちらもノートに書いて、何度も隠して書いてを繰り返しましょう。
・次に本文の日本語訳を行いましょう。その後、日本語と英語をどちらも書けるようにしましょう。
とくに、今回重要とされる表現(授業で扱った箇所)は英語で書けるようにしましょう。また、新しくでてきた文法が使われている箇所は確実に書けるようにしましょう。
このように、テストを分析することで、何を勉強すればいいのかが分かります。テストの問題はそこまで大きく変わることはありません。そのため、今回のテストの分析で分かった、「勉強すべきこと」を次のテストでも活かすことができます。効率がよく勉強をできるということです。
何も考えずに、ただテストで間違えたところを直して終わりでは、何も状況は変わりません。それでは、何も成長できていません。それでは、次のテストでも同じように60点を超えることはできないでしょう。
今回は以上です。