勉強について
学年末テストに向けた勉強方法
今回は、「学年末テストに向けた勉強方法」についてお話しします。
2月の半ばに学年末テストがあると思います。コチラの記事は、学年末テストで高得点(9割)を狙いたい方におすすめの記事です。一度でいいから、一つの科目でもいいから、高得点をとりたいと考えてる方は実践してみましょう。
学年末テストとは
学年末テストは中学生・高校生の各学年最後に受ける定期テストです。そして、その学年の内申点が決まるテストです。
・テスト科目
国語、数学、理科、社会、英語、+副教科(美術、音楽、技術家庭科、保健体育など)
高校生では、国語(現代文、古文漢文)、数学(1A、2B、3C)、理科(物理、化学、生物、地学)、社会(日本史、世界史、地理、公共、倫理、政治経済)、英語(コミュ英、表英)、情報(1、2)のように、各科目のなかでも分かれてきますし、各学校の授業によって違ったり、文系理系でも、テスト科目はバラバラでしょう。
推薦を狙っている方は、内申点が重要になってきます。これは、高校の推薦、大学の推薦、高校卒業後の就職の推薦において、どの選択においても重要になります。今回の定期テストで出る内申点は推薦には関係ないと考えないようにしましょう。どの定期テストでも、常に高得点を狙うようにしなければ、一番大事な定期テストのタイミングで高得点をとることはできません。急には学力は上がらないからです。毎回の定期テストを大事にしてください。
全科目に共通した勉強法
大前提として勉強方法は各科目によって、そして各学生にとって最適なやり方が違います。しかし、その中でも共通している部分はあります。現時点で、すべての科目の最適な勉強方法を知ってから全て実践することはほぼ不可能だと思ってください。中途半端になるからです。そこまで勉強方法にこだわったことが無い方は特に注意してください。勉強方法を知っても、それを正しく行うことができずに終わります。
それでは、全科目に共通した勉強方法を話します。
①ワークのテスト範囲となってる部分を極める
ワーク:教科書、問題集、授業プリントなど学校で用意されている教材
極めるとは:何も見ずに自力で解けること+言語化かできる
〇進め方
1.何も見ずに解く
既に学習した内容のみ。未学習部分は放置しておくか、自分で学習してから解きましょう。解ける問題と解けない問題を明確にするために行います。テスト範囲が発表されるとともに、課題が出されると思います。その課題を終わらせる(1回目)だけで勉強終了する方は、テスト勉強ではありません。その1回目で解けなかった問題を解けるようにするのがテスト勉強です。
2.間違えた問題に印を付ける
必要ない勉強を削るため。全ての問題を毎回解くことは非効率です。既に解ける問題を何度解いても学力はあまり上がりません。テスト直前期という限られた期間で勉強する際は、解けない問題に絞って勉強をすることが効率的です。
3.印の付いた問題を3回解き直し
日を空けて3回解き直しをしましょう。1日後、3日後、7日後の3回がベストタイミングです。3回の解き直しで極まってなければ4回目、5回目が必要です。
・解き直しのやり方
印を付けた間違えた問題の解説を読む→ポイントや暗記事項を自分なりにまとめる(2回目、3回目時に間違えた際はまとめなり)→再度、何も見ずに解き直す→合っているかを確認する
ここまでで1回の解き直しが終了です。
最重要事項:その日の内に一度自力で解けた!を目指す
例)
英単語の1〜10番を確認します。6〜10番を間違えました。そこに印を付けます。一度意味を見て覚えます。その後すぐに意味を隠して答えられるか確認します。ここで答えられたらその日の単語の勉強は終了とします。ここまでが1日の終了目安です。その後、1日後、3日後に同じ単語の印がついている部分を勉強します。他の、理科、社会などの暗記科目は特にこれが重要です。
※数学など時間がかかるものは、早く勉強をスタートする必要があります。
英単語の1〜10番を確認します。6〜10番を間違えました。そこに印を付けます。一度意味を見て覚えます。その後すぐに意味を隠して答えられるか確認します。ここで答えられたらその日の単語の勉強は終了とします。ここまでが1日の終了目安です。その後、1日後、3日後に同じ単語の印がついている部分を勉強します。他の、理科、社会などの暗記科目は特にこれが重要です。
※数学など時間がかかるものは、早く勉強をスタートする必要があります。
4.全ての問題をテストする
テスト直前に最終確認をする。全ての科目、問題を解く時間がなければ、「書かずに見る→答える→確認する」という「赤シート勉強」でも大丈夫です。特に、暗記系はこれで十分です。
〇目標得点目安
・9割~満点:最終確認で100点をとる必要があります。状況に応じて3回以上解き直しする必要もあります。
・8割前後:最終確認でところどころ忘れているものがある。応用発展ができていない。
・平均点前後:最終確認で間違いが3割くらいある。3回解き直しできていない。
②定期テストの解き直し
学年末テストということは、その学年で学習した内容すべてが範囲となる可能性があります。そのため、テスト範囲に書かれている、教科書の範囲だけではなく、それ以前の内容も勉強をする必要があります。しかし、全ての範囲となるとなると膨大すぎて、どこから手を付けたらいいか分からない方が多いでしょう。
おすすめは「これまでの定期テストの解き直し」です。
教科書の全ての範囲を最初から勉強するのはとても大変ですし、非効率です。学年末テストを作成するのは学校の先生です。今までの定期テストを作成してきた先生と同じなので、出題する問題傾向が同じになる可能性が高いです。そのため、定期テストの解き直しが最も効率的に復習をすることができます。
こちらの定期テストの解き直しでも間違える問題が出てくると思います。その問題は①同様に3回解き直しをして極めましょう。
以下のこと加味してください。
・英語はリスニングできないのでカット
・国語は同じ文章はほぼ出さないので無視
・全範囲を出さない先生ならやらなくていい
・英語はリスニングできないのでカット
・国語は同じ文章はほぼ出さないので無視
・全範囲を出さない先生ならやらなくていい
③網羅問題の大量演習
①と②で学年末テストの勉強はほぼ完璧と言えます。しかし、さらに極めたい方はこちらを行いましょう。
章末問題、確認テスト、まとめ問題、定期テスト予想問題などで演習を行いましょう。
大量に問題を解けば、テストで似た問題にヒットする確率が上がります。テスト中に、対策したのと同じような「触れた、やった、見た問題」が出れば、即点数に繋がります。
「こんな問題見たことない、解いたことない」という問題は解くことが難しいです。しかし、定期テストのレベルではそのような問題を出題することの方が稀です。必ず、教科書、問題集、プリントなどに載っている問題と似た問題が出題されます。
以上が全科目に共通した勉強法です。
①のみでも高得点は狙えます。がんばりましょう。
親御さんでコチラの記事を読まれている方はお子さんに伝えましょう!全てやろうとするとパンクしてしまうため、①のみをおすすめします。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。