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勉強管理コースについて

勉強管理コースについて
こんにちは。こんばんは。学習塾Studyatの塾長です。

今回は「勉強管理コース」についてお話しします。

勉強管理コースというのは、当塾で高校生を対象に行っているサービスです。

主に3つ内容があります。

1つ目:自習室席確保保証

2つ目:勉強計画立案・指導

3つ目:月1テスト実施

勉強管理コースを行っている理由に関して

「学校では細かく受験のために計画を立てたり、都度分析改善をしてもらえないため」

基本的には、学校では授業を受けて、年に数回ある面談時に進路指導があるだけです。その進路指導も、模試に記載してある志望校と現状の学力を比較して、それを伝えるのみがほとんどです。

大抵は、「今のままでは志望校を受験するために必要な学力が足りないね」と言われて、勉強を頑張るか、もしくは志望校のレベルを落とすかの選択を迫られます。これでは、進路指導と言えなくないですか?学力が足りないことは模試の結果を見れば分かりますし、志望校を落とすか、勉強を頑張るかの選択を決めるのも生徒自身です。勉強を頑張る選択をした場合、具体的にどのようにこれから頑張るのかを学校では教えてくれません。そして、相談をしても時間をとって話し合ってもらうことはほとんどしてもらえません。だからこそ、塾という場所では学校の進路指導で足りない部分を補うことが必要だと感じました。

学校の授業を受けているだけで学力が上がれば、誰も苦労していません。しかし、学力はそんなに簡単に上がりません。毎日何時間も勉強しても学力が上がらない学生はたくさんいます。このまま、現状の勉強を続けても、今後学力が上がる保証はありません。必要なことは、分析して改善していくことです。しかし、多くの学生は分析することより、目の前にあるやるべきと感じている勉強を優先してしまいます。なぜなら、「今まで分析して改善したことで学力が上がった」という体験をしたことがないからです。いわゆる、未知のことはやりたいと思えないということです。やり方もイマイチ分からないという状況です。だから、目の前にある勉強をやりがちです。しかし、それでは今までと何も状況が変わっていないということです。だからこそ、今後も学力は上がらないということです。

勉強は「できない・分からない・解けない」を「できた・分かった・解けた」にするものです。これは、各科目の内容を勉強することだけに当てはまらず、勉強方法にも言えることです。各科目も新しい内容を勉強する時は、「できない・分からない・解けない」から始まります。しかし、教科書を読んだり、参考書で説明を読んだり、例題で問題の解き方を知ることで、「できた・分かった・解けた」に変わっていくはずです。ということは、勉強方法にも同じことが言えます。今までやってきた勉強ではなく、新しい勉強を増やしてみることで、現状を変えることができる可能性があります。その勉強方法の一つが計画を立てることです。実際に勉強方法を変えてみることも、もしくは今行っている勉強方法で学力が上がっていない原因が何かを誰かに相談してみることをしてみましょう。その相談相手の一つとして塾は最適だと思います。

 

何時間も勉強を行っているのに、学力が上がらないのは普通に考えてありえません。以下に、何時間も勉強しているのに学力が上がっていない学生によく見られる傾向を3つほどご紹介します。
1.学力を上げたい分野(単元)と勉強していることが不一致

例えば数1の2次関数をたくさん勉強しているとします。模試を受けて、数学の結果を確認してみましょう。そしたら、前回と点数は変わっていなかった。むしろ、下がっていた。という状況とします。

この時に、もう少し詳しく見てほしいです。見る点は、科目の分野(単元)別正解率を見てください。今回勉強していた部分が数1の2次関数です。そのため、2次関数以外の分野は勉強できていません。だからこそ、数学全体では点数が変わらない可能性はありますし、点数が下がってしまう可能性もあります。しかし、数1の2次関数の分野に注目したときに、前回よりこの分野は正解率が良くなった!などとなっていれば、勉強の成果が現れていることになります。

 

重要なのは今勉強していることが、その後どのような成果をだすことができるかをきちんと把握して意識してほしいことです。

数1の2次関数の分野を勉強したからといって、数学全体の点数が上がったり、偏差値が上がったりすることは無いということです。もちろん一概には言えません。

 
2.定着ができていない

例えば、英単語の勉強をしている学生AとBがいるとします。Aさん、Bさんともに、1週間で300単語を覚えることを目標とします。Aさんは、1週間に300単語を覚えることを目標として、最初の6日間は毎日50単語ずつ覚えていくことをして、最後の7日目に300単語のテストを行うことをしました。Bさんは1日目:1~100、2日目:1日目の復習+101~200、3日目:2日目の復習+201~300、4日目:3日目の復習+1~100、5日目:4日目の復習+101~200、6日目:5日目の復習+202~300、7日目300単語のテストを行うことにしました。

AさんとBさんでは7日目のテストでどちらの方が点数が高いかというとBさんです。当たり前と感じた方は多いのでは無いでしょうか?しかし、実際はAさんの方法で勉強している学生はたくさんいるということです。

 

重要なのは、ある1週間で行った勉強内容はその1週間できちんと定着させることです。ただやれば終わりという勉強は全く学力が上がりません。重要なのは1週間の最後に同じ問題でテストを行って、きちんと正解できることです。テスト内容は同じ問題で十分です。目安として7~8割正解できていると素晴らしいです。

 
3.時間だけ多い

例えば、数学の問題を解く学生AとBがいるとします。Aさんは数学の問題を1時間で丁寧に解いて、結果3問解いたとします。Bさんは数学の問題を1時間でとにかく繰り返すことを意識して、3問を最初から解答をみて理解し、その後3問を再度解いたとします。

AさんとBさんのどちらの方が勉強の効率が良いかと言われたら、Bさんです。シンプルに1時間に3問を2周しているからです。

 

よくある勘違いですが、考えれば考えるほど考える力がつくということです。これは、全ての状況でこれが言えるとは限らないということです。数学の教科書、傍用問題集、例題レベルなどいわゆる基本から標準までの内容で考える力をつけることはあまりできないということです。これらの問題が分からない場合は、考えるのではなくすぐに解答解説を確認して理解することに徹しましょう。これだけで、必要な分の考える力は補うことができます。さらに、考えることより量をこなして、慣れることまで繰り返した方が考える力が付きます。考える行為は基礎標準レベルの知識があって初めて行うべきです。このレベルに達していない方は「考える力がないから」もっと考えて問題を解こうとするのではなく、とにかく量を繰り返していきましょう。

 

今回は以上です。