Study at 西尾での授業風景

お知らせ・ブログ

その他

勉強嫌いからの変革―中学生が塾の奇跡に出会う

勉強嫌いからの変革―中学生が塾の奇跡に出会う
こんにちは、学習塾Study atの塾長です。

今回は、当塾での驚くべき体験についてお話ししたいと思います。それは、これまで一度も真剣に勉強に取り組んでこなかった中学生が、塾の体験を通じて一変し、驚異的な集中力で勉強に打ち込むようになったエピソードです。

当塾では、生徒一人ひとりのニーズに合わせた効果的な学習環境を提供しています。その中でも、特筆すべきは、これまで勉強に興味を持たなかった生徒が、塾に通うことで目覚ましい変化を遂げている点です。

数週間前、当塾に通うことになった中学生、S君のケースがそれに当たります。彼はこれまで学業に関しては全く興味を示さず、成績も低迷していました。親御さんからは心配の声が寄せられ、私たちも彼に最適な学習方法を見つけ出すべく奮闘しました。


初日、S君にこれまでの状況を聞きました。

・勉強はしたことがあるのか?
→ ほとんどないです。


・何が得意?何が苦手?
→ 理科・社会はできる。英語・数学は全くできない。国語は漢字はできるけど、読解はできない。

・理科とかはどんな勉強をしているの?
→ 教科書を読みながら覚えたりしてる

・英語数学の勉強はしている?
→ 全くしていない。分からなすぎてしようとも思わない。


このように、質問に答えてくれました。

私がまず感じたことは、S君自身、覚える系の科目は勉強すれば何とかテストでできそうと感じてるけど、学習内容が繋がっている英語数学は何とかできそうと感じられてないのだと感じました。そして、英語数学のテスト範囲の内容を勉強しようと思っても、その範囲だけ勉強しても全く分からない状況だから、やっても意味がないと感じてしまうのではと思いました。さらに、前の方から勉強しないといけないのは感じてるけど、具体的にはどこからやればいいのか分からないし判断できないから放置してしまうのではと感じました。

覚える系の科目の勉強はできるということは、「勉強する」こと自体はできるのだと感じていました。そのため、最初の出だしを決めてあげて、躓いていたらそこでフォローしてあげることで英語数学の勉強もできるのではと私は判断しました。

私は、まずS君が数学で何ができなくて、何ができるのかを知りたいと感じたので、数学の問題を2年生の最初の内容から解いてもらうことに決めました。そして、解いてもらうと最初の方の計算系の問題はできているということがわかりました。しかも、自らポイントや例題を見ながら理解して、それを真似して練習問題を解いていました。これができる子はなかなかいません。そのため、S君に必要だったのは最初の勉強をするきっかけを作ってあげることだったのだと感じました。

S君は意外と解けるもんなんだとつぶやきました。この、「意外と解ける」という点ですが、普通はそんなに簡単に解くことはできません。S君の理解力がある程度あったことが、この点に繋がっているのだと思います。理解力もあり、勉強する力もあるので、あとはこれを続けていくために塾としてフォローしていくことが重要だととても感じます。

S君が実際に問題を解いている際に、とても考える姿勢が見られました。あとから「ここまで真剣に考えて勉強したこと今までにあった?」と聞くと「初めて!」と答えました。自分でも、ここまで数学の勉強に集中して取り組めることに驚いていました。初回授業では2時間ほど勉強していきました。いままで、数学の勉強は0でした。そこから、2時間です!ふつうあり得ません。それができた要因を今からご紹介します。

S君が超集中して勉強できた要因

1.できそうな問題から解き始めたこと

勉強を今までしてこなかったということだったので、難しい問題をいきなり解いてしまうと、もっと勉強が嫌になってしまいます。まずは、自分が解ける問題を解いて、数学の勉強をしているという実感をもってもらいたいため、S君に自分で解けそうな問題を選んでもらい、そこから解いてもらうことにしました。

2.先生が寄り添って見守ってくれたこと

塾という空間で勉強することはだれしも最初は緊張します。そのため、まずは塾で勉強することがどれだけ自分にとって勉強をしやすいものにしてくれるかを感じてほしいため、S君に寄り添って見守りました。手が止まったり、悩んでいた時に、ヒントを与え、自分でなんとか回答を導き出せたという経験を積むことを行いました。その結果、このままもっと頑張ろうという力に繋がったのだと思います。

3.30分に一度休憩したこと

勉強が苦手、嫌いな子に、長時間集中することは苦でしかありません。そのため、時間を決めて、メリハリを付けて、勉強をすることにしました。その結果、今まで勉強時間0だったところから、合計2時間勉強することに繋がりました。本人も、いつの間にか時間が過ぎていたと言ってました。苦しい時間というのはとても時間が長く感じますが、楽しい時間というのは時間が短く感じます。そのため、S君は苦手な数学の勉強を少なくとも苦に感じることはなかったのだと思います。

以上です

S君のケースは、これまで勉強が嫌いで避けていた生徒にとって、塾に通い始めることが勉強できるようになるきっかけとなることを示しています。当塾では、1人ひとりに合わせた指導法や学習環境を提供し、生徒たちが自分の可能性に気づくお手伝いをしています。

興味がある方はぜひ当塾の体験に参加してみてください。先生が寄り添って指導をしていきます。