スマホはいつから持たせる?
こんにちは。
こんばんは。
Study atの柄澤です。
今回は、多くの親御さんが悩まれている「子どもにスマホをいつから持たせるか」についてお話しします。
私はアルバイト講師の時代も含めると、塾で10年ほど生徒たちを指導してきました。
今回は、その中で見てきた子どもたちの姿をもとにお伝えします。
結論:スマホは「高校生から」がおすすめです
私は、スマホを持たせるのは「高校生から」がよいと考えています。
もちろん、これは私個人の意見です。
ご家庭ごとに事情は違いますし、唯一の正解はないと思っています。
そのうえで、次の3つの観点からお話しします。
- 小中学生にはスマホを持たせない方がいい理由
- 高校生になるとスマホが必要になる理由
- どの年齢でも親御さんの管理が欠かせない理由
それでは、詳しく見ていきましょう。
① 小中学生にはスマホを持たせない方がいい理由
私は、小中学生の段階ではスマホを持たせない方がいいと感じています。
メリットよりもデメリットの方が大きいと考えているからです。
スマホのメリット
まず、メリットから整理してみます。
主なものは、緊急時の連絡手段になること、友人関係をつなぐツールになることでしょう。
ほかにも、娯楽や学習に使える、子どもがおとなしくしてくれる、といった点も今の時代ならではのメリットかもしれません。
子どもにとってのメリットもあれば、親御さんにとってのメリットもあります。
最大のデメリットは「自分で制御できないこと」
一方で、デメリットは何か。
それは、子どもが自分でスマホの使い方を「制御」できないことです。
私は、これがすべてのメリットを打ち消してしまうほど大きなデメリットだと考えています。
自分をコントロールする力がまだ十分に育っていない小中学生にとって、スマホは強すぎる誘惑です。
そして、親御さんが見守り方を少し誤るだけで、子どもがどんな使い方をしてしまうかは分かりません。
だからこそ、小中学生にスマホを持たせることはおすすめしていません。
とはいえ、「でも、こういう理由で持たせたい」というお考えもあると思います。よく聞くご意見について、私の考えをお話しします。
「緊急時の連絡や防犯のために持たせないと心配」
まず大切なのは、危ない状況にならないよう、日頃から子どもと話し合い、教えておくことです。
GPSで居場所を知りたいという方もいらっしゃると思いますが、行ってほしくない場所があるなら、まずは事前にしっかり話し合うべきです。
また、「トラブルに巻き込まれたときに居場所さえ分かればいい」という目的であれば、キッズ携帯やGPS端末など、スマホ以外にも十分役立つものがあります。
実際には「持たせておくと何かと楽だから」という理由でスマホを渡しているご家庭も多い印象です。
もし持たせるのであれば、親御さんには相当しっかりと管理していただきたいと思っています。
「友だちとのコミュニケーションのために必要」
LINE、Instagram、TikTokなど、子どもたちは友だち同士の楽しみやコミュニケーションにスマホを使っています。
クラスで自分だけスマホを持っていないと、仲間外れにされないか、友だち関係をうまく築けないのではないか、遊びに誘われなくなるのではないか、と心配になるかもしれません。実際に、そういうこともあるでしょう。
ですが、学校生活や部活動など、スマホがなくても友だちと関われる機会はたくさんあります。
「そんなのは正論だ」と思われるかもしれません。
それでも私は、目の前の友だちと直接関わる機会を大切にできていない子が多いと感じています。
スマホありきの関係は、どうしても薄いものになりがちです。
「スマホを渡すと静かにしてくれて、家事がはかどる」
これは、はっきり意識している方もいれば、無意識のうちにそうしている方も多いのではないでしょうか。
小学校低学年くらいまでは、子どもはまだ自分をうまくコントロールできません。
動き回ってしまう子も、ドタバタしてしまう子もいます。
そんなとき、スマホを渡せば静かに座っていてくれる。とても助かると感じるのは自然なことです。
私自身は子育てを経験していないので、その大変さを本当の意味では分かっていないと思います。
何年も子育てを続けてこられた親御さんは、本当に大変だと思います。
それでも、あえてお伝えしたいです。
もう少しだけ、お子さんのために時間を使ってあげてください。
お子さんの未来には、親御さんが思っている以上にたくさんの可能性があります。
幼いうちからスマホに時間を奪われてしまうと、その可能性に気づく機会を失ってしまうかもしれません。
大変なのは承知のうえで、お子さんのために、もうひと踏ん張りしていただけたらと思います。
② 高校生になるとスマホが必要になる理由
一方で、高校生になったらスマホは必要だと感じています。
どんな道に進んでもデジタルからは逃れられない
これからの世の中は、どんな道に進んだとしてもITと無関係ではいられません。
スマホもパソコンも、必ず使うことになります。そんな社会でデジタルに弱いままだと、正直なところ苦労するでしょう。
大人になってからデジタルに慣れようとしても、なかなか簡単ではありません。慣れた頃には新しい技術がどんどん出てきて、追いつけなくなってしまいます。
学校でもパソコンを使う機会はありますが、それ以上にデジタルに触れる機会は多い方がいいと考えています。
勉強にも活用できる
スマホは勉強にも使えます。今は、質の高い映像授業を無料で見られる時代です。
スマホがあれば、いつでもどこでも学習できます。これは大きなメリットです。
そして、小中学生のデメリットだった「制御できない」という点も、高校生になると自分をコントロールする力がある程度育ってきているため、小さくなります。
ただし、成績を下げる一番の要因もスマホ
ただし、注意も必要です。
学力を下げる最大の要因はスマホだと、指導の現場で強く感じています。
スマホの使い方を制限せず、「子どもがやる気を出すまで待とう」という姿勢になっている親御さんは、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。
親御さんが動かなければ、お子さんの状況はなかなか変わりません。
高校生であっても、スマホでできることにある程度の制限をかけることは必要だと思います。
③ どの年齢でも親御さんの管理が欠かせない理由
最後に、いちばんお伝えしたいことです。
スマホを持たせるなら、親御さんの管理は絶対に必要です。
管理を楽にする方法として、スマホに備わっている制限機能(スクリーンタイムやペアレンタルコントロールなど)を活用することをおすすめします。
そして、何のためにお子さんにスマホを持たせたのかを、今一度考えてみてください。
勉強もせず、ずっと寝転がってSNSを眺めるために買ってあげたわけではないはずです。
スマホは数万円から、高いものでは十数万円以上もするものです。
決して気軽に子どもに渡してよいものではありません。
高価なものを当たり前のように与えることが続くと、お子さんの金銭感覚にも影響しますし、将来自分で稼いで生活するようになっても、なかなか自立できないことにもつながりかねません。
私はそれをとても心配しています。
おわりに
スマホは便利な道具ですが、使い方次第でお子さんの成長を大きく左右します。
この記事を読んでくださったあなたも、ご家庭でのスマホとの向き合い方を、ぜひ一度見直してみてください。