暗記の方法
こんにちは。こんばんは。
学習塾 Study atの柄澤です。
今回お届けする内容は「暗記の方法」です。
小学生は漢字、英単語
中学生は漢字、英単語熟語、社会理科
高校生は漢字、英単語熟語、生物、化学、日本史、公共、情報、など
暗記を必要とする科目がどんどん増えていきます。そのため、暗記のために費やす時間も増やしていかなければいけません。
勉強時間をただ増やせばいいと考えている方はとても危険です。なぜなら、勉強ができる時間は限られているからです。
寝る時間を削って勉強するべきではありません。学校生活もあります。部活動もあります。その中で、勉強時間を作り出し、暗記をしていく必要があります。
みなさん、無駄なことをしたくないと思います。そのため、今回お届けする内容は、有名な内容で「エビングハウスの忘却曲線」をもとに考えた暗記の方法になります。暗記は一発で覚えて、一生覚えることはほぼ不可能です。できる人もいますが、少数派でしょう。
基本的には、暗記をする場合は、何回でも繰り返して覚えていくことを前提に行いましょう。
エビングハウスの忘却曲線についてお話しすると、とんでもなく難しい内容になるため、省略します。簡単にお伝えすると、「最も効率の良い復習タイミング」を示しています。※正しくは少し違います。
最も効率の良い復習タイミングは「翌日、3日後、7日後、30日後、2ヶ月後」です。
このタイミングで復習をすることで、もっとも効率よく脳に定着させることができます。
重要なのが、一回一回復習するタイミングでしっかり覚えた!という状態にすることです。
「しっかり覚えた」という状態とは、何も見ずに暗記したことをノートに書くことができることです。
ノートに書くことで「覚えた」という確証ができます。
実際に暗記のやり方を下記で紹介します。
①単語の暗記(漢字など)
日本語から英語のつづりを書けるようにするには、ノートに書くことは重要です。
同じ単語を5回書きましょう。無駄と思う方は多いかもしれませんが、それを覚えていたらテストで丸をもらえると考えたら楽な方法だと思います。
5回書いた後に、何も見ずに書いてみましょう。書けていたら暗記成功です。
書けていなかったら再度5回書いてを繰り返しましょう。
単語の暗記は発音も同時に確認するとさらに覚えやすくなります。発音を覚えたらつづりを思い出しやすくなるからです。
漢字では、意味と短文で覚えると、覚えやすいです。ただ二字熟語として覚える場合は書くだけになりますが、時間に余裕があれば、意味をきちんと調べて、短文で覚えていきましょう。読解力が向上することにもつながります。
量が多すぎて無理!と思っている方は初めから全部を覚えようと考えすぎです。100個の単語を覚えるとしたときに、まずは10個ずつ分けて覚えていきましょう。2分間、10個の単語を書いてみてください。その後、何も見ずに単語が書けるか確かめましょう。書けていれば暗記完了です。それが終わったら、次の10個の単語を、という風に個数を少なくして暗記をしていきましょう。
こう考える方いませんか?数時間後には忘れている。次の日には忘れている。1週間後には忘れている。
忘れてもいいんです。その度に再度思い出していくことが重要です。繰り返していくうえで忘れていくことも減ります。だからこそ、復習するタイミングを一番効率よく行うことが重要です。
1日後、3日後、7日後、1ヶ月後がおすすめです。テスト週間ではテストの日から逆算していつ暗記をするかを考えるといいですね。
②社会、歴史、地理、公共など
まずは、問題集で暗記をすることがおすすめです。既にワークに答えを書き込んでしまった場合でも、解答を折って隠すことができる場合は、折って問題を読み答えることができるか確認していきましょう。間違えた問題、書けなかった問題は直後に再度解き直しましょう。
歴史、地理など覚えることが膨大にでてきます。教科書、プリント、学校ワークなどすべてのものを完璧に覚えようとするとやりたくなくなります。コツコツ1つずつ覚えていくことが重要です。その第一歩としておすすめが、ワークです。ワークは教科書の内容を問題形式にして、一つ一つの内容を分かりやすくまとめてあります。いきなり教科書から覚えようとすると、何を覚えたらいいのか分からないですし、膨大な量からあきらめてしまいます。しかし、始まりをワークにすることで、量も適度に少なくなり、テスト範囲の内容を覚えやすくなります。ワークを一旦覚えることで、全体の大まかな内容を把握できます。その状態になってから、教科書などでさらに知識を増やしていく流れがおすすめです。
テスト範囲の内容を1日で半分(10~15ページ)ほど暗記できるペースが理想です。2時間を目安に暗記できると理想的なスピードだと思います。これ以上時間を書けてしまっている方は、時間がかかってしまう原因を探し改善していきましょう。これを改善できないと、とにかく勉強時間を増やせばいいという考えになり、テスト週間、受験期になると全く時間が足りない状況になります。
とにかく、見て覚えて隠して思い出して書いてを繰り返していきましょう。
③数学など理系科目の暗記
理系科目も暗記する考えがあります。「解き方を覚える」=暗記です。
解き方を覚えるために、何度も復習をします。小さいころから「くもん」に通っている子が数学得意になったり、英語が得意な子が多くいます。
それは、何度も同じ問題を繰り返して解いているからです。くもんに通っている子はまたこの問題?と感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、それが、勉強方法を身につける基礎的なことになります。勉強方法は色々あります。シンプルな勉強は何度も同じ問題を繰り返すことです。
「何度も繰り返して、解けるようになった」経験が小さいころにあるかないかで中学生のテストの結果は大きく変わってくるでしょう。
当塾の周りの小学校(中畑小学校、西野町小学校)では、1ヶ月に1回、努力賞テストが行われます。テストの前になると、練習プリントが宿題として配られます。
その練習プリントを何度も配られ、何度も解くことでテストで高得点を取れる子がたくさんいます。
数学、算数は同じ問題を何度も繰り返して解き直しましょう。何も見ずに自力で解けたかどうかをきちんと確かめましょう。
「一つのワークを何度も解き直す」これが最速で数学のテストで高得点を取る方法です。
数学は解き方を覚える=暗記科目として考えることができます。
数学の問題で解けない問題があれば、まずは解答解説を見て解き方を知り、覚えましょう。その直後に、何も見ずに再度その問題を解いてみましょう。これで解けるようになっていれば、数分前あなたより成長したことになります。
数分前の自分と比較して成長しているか考えていきましょう。
今回は以上です。