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数学のテスト30点未満 どう勉強したら平均まで伸ばせる?

数学のテスト30点未満 どう勉強したら平均まで伸ばせる?

こんにちは。こんばんは。

学習塾 Study at塾長の柄澤です。

「うちの子、数学のテストがいつも30点未満なんです…」

塾の面談でよく聞くお悩みです。

本人も「どうせ無理」とあきらめ気味になっていることも多いのですが、実は数学の30点未満は、正しい順序で勉強すれば一番伸びやすい点数帯でもあります。

今回は、平均点(60〜65点くらい)まで伸ばすための具体的な方法をお伝えします。

 

なぜ30点を切ってしまうのか?

数学は「積み重ね」の教科です。

今学んでいる単元は、必ず前の学年・前の単元の内容を土台にしています。

30点未満になっている場合、ほとんどのケースで原因は次の3つです。

 

1.過去の単元に「穴」がある  

例えば中2の連立方程式でつまずく子の多くは、実は中1の一次方程式や分数の計算でミスをしています。

今のテストの範囲だけを勉強しても、土台がないので積み上がりません。

2.「わかる」と「できる」の差

授業を聞いて「なるほど」と思っても、自分の手で問題を解けるかどうかは別の話です。

テストで点が取れないのは、理解が「説明を聞いて納得した」段階で止まっていて、「自分で解ける」段階まで届いていないことが多いのです。

3.「解けていた→解けなくなった」が多い

塾の授業では、生徒が解けたという状況まで必ず導きます。

ですが、それは、先生が説明した直後だから、記憶も新しく解けている状況です。

そこからの、復習ができていないと解けなくなってしまいます。

 

この3つの状況を改善することが大切です。

特に、多いのが3の状況です。

1の状況では、塾の授業や先生に説明してもらうタイミングで過去の知識も含め教えてもらえます。

そのため、その場しのぎにはなりますが、その時点では分かった状況まで導いていることが多いです。

2はどれだけ自分を疑うことができるかです。

先生に教えてもらっている段階では「分かった」気になるでしょう。

もちろん、先生側も本当に分かったかどうかを確認するために、質問して確認します。

この「分かった」気になってから、どれだけ演習量を詰めるか、いわゆる3の状況を改善できるかがカギになります。

テストで解けないという状況は、そもそも勉強する時点で「分かっていない」「覚えていない」「忘れてしまった」の3パターンです。

この状況を自分自身が自覚し、状況を変えていくことが必要です。

 

平均点まで伸ばす4つのステップ

ステップ1:つまずいている単元を特定する

まずは過去の単元別テストやワークを見返して、「どこで間違えているか」を洗い出します。

計算ミスが多いのか、文章題が読めないのか、図形が苦手なのか。

30点未満の場合、原因は1つの単元ではなく、計算力そのもの(小学校の分数・割合など)にあることも少なくありません。

 

テスト期間では、課題の提出があるので、課題となるワーク(数学の友など)をテスト範囲となる箇所を初めから進めるでしょう。

初めから、解けない!という状況の場合は、それまでに学習してきたことをほとんど忘れてしまっているもしくは、覚えることができていない状況です。

その状況だと、その後に勉強することもしたくなくなり、最終的に答えを写してなんとか提出する状況になるでしょう。

そのため、30点未満の方は、はっきり言って、テスト期間だけの勉強量では足りない可能性があります。

足りるとしても、数学に平日毎日2時間、土日4時間くらいは勉強しなければ、テスト期間だけの勉強では改善できないでしょう。

ですが、そもそも30点未満の場合、この勉強量も集中して取り組むことができないことが多いです。

まずは、本気で今の状況を改善しなければいけないという危機感を持ってもらったり、やる気を上げる取り組みが必要と思います。

 

ステップ2:教科書レベルの基本問題を完璧にする

応用問題や難しい問題に手を出す前に、教科書の例題・基本問題を何も見ずに解けるかを確認しましょう。

30点未満からの脱出に必要なのは、難問対策ではなく「基本問題の取りこぼしゼロ」です。

テストの前半にある基本問題だけを完璧に解ければ、それだけで30〜40点分は確保できることがほとんどです。

数学は理解する科目と考えることが多いです。

しかし、30点未満の子の場合、理解することではなく、覚えることが必要です。

語句の意味、計算の流れ、考え方、答え方など覚えなければいけません。

特に、教科書の基本問題は理解するのではなく、そういう問題があり、そういう解き方で、そう答えるんだという流れ覚えなければいけません。

その覚えた流れを自分で使いこなしていくために、何度も繰り返し解くことが必要です。

同じ問題でもいいので、何度も何度も解き直しを行いましょう。答えを覚えてしまうのではなく、答えにたどりつく流れをきちんと書くこと、考えることを毎回行いましょう。

答えを覚えているのは数学では全く意味がありません。

 

ステップ3:「毎日15分」でも机に向かう習慣をつくる

一度に2時間勉強して終わり、という勉強法は定着しません。 

数学は毎日少しずつ触れることで感覚が保たれる教科です。

最初は15分でもかまいません。

「毎日同じ時間に計算問題を5問解く」など、ハードルを低く設定して、まず習慣化することを優先しましょう。

30点未満の場合、だいぶ数学に苦手意識があるかと思います。

そのため、数日空けただけでも学習したことをほとんど忘れてしまうでしょう。

そのため、毎日復習することが重要になります。

忘れてしまった状況から、自分でいざ勉強しようとなると、分からないことが多すぎてほとんど進められません。

その結果、また勉強しないという状況になります。

この、負のサイクルを変えていくためには、毎日の積み重ねです。

これは、本人に全部任せるのではなく、親がある程度管理していくことも重要です。

親「成績を上げられるのは、本人がどれだけ頑張るか次第」とよく言います。

もちろん、その通りです。ですが、親がその立場で子どもの勉強に関与していない結果が今、テストの成績が良くない状況を作っているのは事実です。

それでは、これからは、親もかかわっていかなければいけないということです。

もちろん、本人がどれだけ頑張るか次第ですが、その頑張りをどれだけ引き出せるかは周りのかかわり方でまったく変わります。

「勉強しない、頑張れない」のは、親の責任でもあります。

「本人がどれだけ頑張るか次第」といって責任の全てが本人にあるとは私たちは考えていません。

親の努力も必要です。夕食の後片付けをしている際に、リビングで子に勉強させるなどの習慣作りを試みてください。

 

ステップ4:解き直しを徹底する

テストが返却されたら、間違えた問題をそのままにせず、必ず解き直しをします。

ポイントは「答えを覚える」のではなく、「なぜ間違えたのか」を一言で説明できるようにすることです。

「公式を覚え間違えていた」「計算の途中で符号を間違えた」など、

原因が言葉にできれば、次のテストで同じミスを防げます。

テストの解き直し以外も大切です。

塾で授業を受けていた際に行った演習において間違えた問題の解き直しなど。

他にも、テスト勉強時に学校ワークを進めている際に、間違えた問題など。

とにかく、この解き直しを徹底すること。そして、その解き直しを計画的に行うこと。

間違えた問題は弱点です。1回解き直しをしただけでは、解けるようになるとは限りません。

自分を疑ってください。

もっと、解き直しをしないといけないかな?

明日もやらないとすぐ忘れちゃいそうだな、

週末に、久しぶりに解き直しをしてみようかななど

とにかく、自分がその問題と自力で解けている状況を常に疑ってください。

自分がその問題を解けるだろうと思っている以上に解けないことが多いでしょう。

30点未満の場合、そもそも解き直しをしていない子がほとんどです。

もっと、勉強しないといけません。自分は思っている以上に、できないということを自覚してください。

 

どのくらいで平均点に届く?

残念ながら、数日勉強を頑張ったところで、平均点に届くということはありません。

勉強しないといけないと指摘されてから、数日はやるけど、その後ずっと継続できなければ

なかなか成績は上がらない。運よく上がっても、たまたま上がったにすぎず、それ以降必ず上がるとは限りません。

世の中甘くありません。

人は、新しいことに取り組み、その結果が出てくるまでに時間が掛かるものです。

個人差はありますが、上記のステップを2〜3ヶ月継続すると、基本問題の取りこぼしが減り、テストの点数が変わってくる生徒が多いです。

30点未満から一気に80点を目指すのではなく、まずは「基本問題だけは確実に取れる」状態を目指すことが、平均点への一番の近道です。

 

最後に

数学が苦手な生徒ほど、「もっと難しい問題を解かなければ」と思い込んでしまいがちです。

しかし30点未満からの巻き返しに必要なのは、基本に戻ること続けられる量から始めることです。

そして親御さんの協力が必要です。

子のテスト結果が30点未満。相当まずい状況です。

さらに、その30点を取った状況に危機感をもてないのはさらにまずい状況です。

この状況を学生時に改善していけないと、いずれ社会人になってから働けるところがなくなり、自立できなくなります。

どんな社会人になるかというと、仕事を間違えたり、失敗した際に、自分は何も感じていない、その結果、取引先との取引が破綻し、会社に大きな損害が出てしまうといった状況です。もう、あなたには仕事を任せられません、となります。

子どもの間は、なかなか子どもだけでその危機感を芽生えさせることは難しいです。

これは、他者からの私的、比較などから芽生え、育むことができます。

まだ、間に合います。親が率先して話してあげることが必要です。子どもとたくさんコミュニケーションを取りましょう。